謎を解き明かす「過去」を盛り込んで圧倒的に拡がった世界観

謎を解き明かす「過去」を盛り込んで圧倒的に拡がった世界観​

令和2年4月7日、新型コロナウィルス感染症の世界規模の拡大等の事情を踏まえ、政府が緊急事態宣言を発令するに至りました。舞台版を通じたダイレクトなサンプリング結果を反映し、ライカリールを活用したプリヴィズの工程を終え、ようやくクランクインした映画『ミネルヴァの梟』の撮影も一旦すべてキャンセルせざるを得ない事態に追い込まれます。その後、3か月が経過しても、なお一向に収束のイメージがみえてこない状況が続きます。

そんな最中ではありますが、我々は再起動に向けて模索を始めることにしました。規模を縮小して「完成させた」という体裁を取ることもできますし、その小さな満足感を否定するものではありませんが、ここは敢えて風呂敷を拡げます。

「脚本家・大西貴也」が描いていなかった、しかし本来描きたかった人間的な世界。衝撃的なストーリーには一体どんな過去が影響しているのか、際限のないイメージの暴走を孕んだ「脚本家・大西貴也」の妄想を「監督・大西貴也」が見事に制御して、結果、実に2倍以上に拡がった世界をお届けします。元々想定していたセクションを便宜上『Requiem』、物語の謎を解き明かす過去篇を『Chronicle』と名付けました。アフターコロナ時代の映画のカタチとはどういうものなのか、模索しながらそれぞれ2篇に分けて公開していきます。

映画『ミネルヴァの梟』は、変わらず、「商業映画に負けないインディペンデント映画」を目標に、「新しい生活スタイル」の下、製作して参りますので、まずは近く公開される『Requiem』篇にご期待ください。そして、『Requiem』篇をごらんいただいた皆様、『Chronicle』篇の公開に、ぜひお力添えをお願いいたします。

映画『ミネルヴァの梟』
製作総指揮 キョウカネアキラ