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舞台版「ミネルヴァの梟」
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STORY舞台
21世紀最後の年。桐生克彦は、自ら設計した「赫奕たる街」の片隅で、娘のサクラや孫娘らに囲まれて平穏な日々を送っていた。ある日、孫娘のカンが家の地下に閉ざされた部屋があることに気づいたことから、かつて克彦が封印した家族の秘密が明らかになっていく…。 AI技術への関心が高まる今、「にんげんらしさとは何か?」を問うSF(すこしふしぎⒸ藤子・F・不二雄)でちょっと切ない物語。
登場人物相関図
母性と父性
母性は「子どもの希望や要求を受け入れて満たしてあげる、この愛情表現」。一方、父性とは「善悪を教えたり、他人との関係を築くうえで大切なマナーが身につくよう導くなど、過去から受け継いできた社会のルール、知恵や文化を与えること」(精神科医・佐々木正美教授)。
「人間性」とは「母性」と「父性」とを与えることで生まれてくるという考えに基づいて、克彦は、母性を再現するために「執着回路M・A・M」を、父性を再現するために「正義回路D・A・D」を開発した。
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ホムンクルス問題
中世フランスの哲学者デカルトは、心が脳にあり、脳の松果体の中で脳とは独立した働きをしていると考えた。松果体の中に操縦席のようなものがあり、そこで小人が独自に思考し、操作しているイメージを自説として残している。しかし、この考え方では、小人の思考は小人の脳内で更に小さな存在が思考し操作、その小さな存在の思考は、脳内の更に小さな存在が…と、無限ループに陥ってしまう。
時が流れて、近代。人が何かをしようとするとき、その直前に補足運動野から脳波が出ていることがわかったが、実はその7秒前にBA10という別の部位から脳波が出ていることが発見される。そしてそのBA10が反応する前に…。科学が発達した現在においても、別の形でホムンクルス問題に陥っているのである。
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シンギュラリティ
人工知能の権威・レイ・カーツワイルにより提唱された「未来予測の概念」。人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、人間の生活にも大きな変化が起こるという考え方。SF作家・アーサー・C・クラークによるクラークの第3法則「充分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない」と関連する言葉としても有名。
劇中に登場するアンドロイドたちは、このシンギュラリティ(技術的特異点)を超えた存在であることから、人工的に作られた存在であるにも関わらず一見して人間と見分けがつかない。
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神はサイコロを振らない
アルベルト・アインシュタインが手紙の中で不確定性原理への反論として使った言葉。彼は、観測される現象が偶然に選ばれるという量子力学の曖昧さに納得できず、すべての現象が古典的な力学で説明できると考えた。当時、多くの科学者たちはそれに賛同しなかったが、量子力学と相対性理論とを統一する動きの中で、次第に賛同する研究者も増えてきている。
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ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ
哲学者ヘーゲルが『法の哲学』(1821年)の序文で述べた言葉。梟は学問の神ミネルヴァの化身またはアテナの化身と考えられていた。梟は夜行性なので、夜が近づかないと飛び立つことができない。ひとつの文明の終わりに飛び立ち、そのすべてを見てくるとされる。科学者は未来を予測することも出来ず、起きてしまった出来事やその結果への考察をするしかない。良くも悪くも科学(学問)の限界を示した言葉。
曰く、未来を予測する一番の方法は、自らそれを創り出すことである。
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赫奕たる街
光り輝くこと、神々しい様を表す「赫奕たる」という形容動詞を冠した架空の実験都市。劇中では、ある者は希望を込めて、ある者からは皮肉を込めてこう呼ばれる。
科学の目覚ましい進歩により、人類は「食べるための労働」から解放されたが、一方で、夢を失い、コミュニケーションに悩みを抱えるようになった。もはや家族という概念は崩壊しつつあり、老後への不安を抱える人々は「孤独」を埋める方法を探していたのである。ひとつの解決案として、人間同様のコミュニケーション能力、つまり「心」を持ったアンドロイドの開発を目的としたプロジェクトが立ち上がる。莫大な予算が投入されることに目をつけた洋治は、自らの研究テーマである「科学による人間の解明」のため、このプロジェクトに心血を注ぐ。
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